沖縄にはたくさんの名物や郷土料理がありますが、その中でも沖縄そばは人気が高い一品です。
沖縄に訪れたら、ぜひ食べたい料理の1つですよね。
本土のそばとは見た目も味も大きく異なる沖縄そばですが、原料や作り方には一体どのような違いがあるのでしょうか。
沖縄そばの特徴や本土のそばとの違い、その歴史について紐解いていきましょう。
沖縄そばの特徴や本土のそばとの違いとは?
一般的な日本そばはそば粉を使って細い麺を作りますが、沖縄そばは小麦粉を使って太く作られます。
そのため、そばという名前がついているものの、うどんのような見た目をしているのが特徴です。
食感もうどんに近く、もちもちとして食べごたえがたっぷりとあります。
また、一般的なそばは鰹節や昆布を使って出汁を作りますが、沖縄そばは鰹節と豚を使って出汁を作るのが主流です。
塩ベースの出汁で、さっぱりしつつもクリーミーさも感じられる独特な味わいは、海と陸の素材を使って作られていることに理由があるようです。
もちろん沖縄そばを出す各店、地域によっても味やトッピングは異なりますが、基本的には紅ショウガや細ねぎ、豚肉がのっています。これに加え、豆腐や野菜炒め、アオサをのせた沖縄そばも多く、ボリュームたっぷりの仕上がりで、沖縄の地元の人々にはもちろん、観光客にも大人気の料理となっています。
沖縄そばの歴史について
沖縄では、1日に15万食も沖縄そばが消費されているといわれていて、その人気ぶりが窺えます。
また、沖縄では年末の大晦日に食べる年越しそばにも沖縄そばが選ばれていて、このことからも沖縄に深く根付いていることがわかります。
そんな沖縄の県民食ともいえる沖縄そばですが、発祥は14~15世紀頃という説があります。
これには諸説あり、詳細な部分は判明していませんが、14~15世紀の頃に中国から伝わり、当時は小麦粉が高価だったために宮中料理として親しまれていたようです。
一般的に庶民が口にするようになったのは明治時代頃だといわれていて、中国から伝わった料理に手が加えられ、徐々に現代の沖縄そばの形が作られていったそうです。
大正時代になると、沖縄の街には沖縄そばを扱うお店が増え、沖縄の地に住むたくさんの人々が好んで食べるようになったといわれています。
沖縄そば×カレーの最強コンビを堪能しよう!
沖縄のソウルフードといえる沖縄そばですが、実は地域や離島によっては少しずつ味や麺に違いがあります。たとえば、宮古島の宮古そばは本島の沖縄そばに比べると、麺が少し細いという特徴があります。
また、石垣島の石垣そばは、丸みのある麺でスープに甘みが加わっているのが特徴です。
そして最近では、出汁にも工夫を加えた変わり種も登場しています。
沖縄の離島、石垣島にあるグランピングリゾート ヨーカブシでは、2018年5月18日に沖縄そばを専門に扱う「沖縄かれーそば 南ぬ PAINU」がグランドオープンいたしました。
店舗名の通り、沖縄そばにカレーを取り入れた新しい試みで、これまでの沖縄そばとは一味違うおいしさが堪能できます。
誰もが好きなカレーとチーズというコラボレーションに、伝統的な沖縄そばを掛けあわせるという斬新なメニューですが、これがまさにベストマッチ。スパイシーなカレーに沖縄そばの出汁が混ざり合い、さらにチーズによるマイルドさが加わって食欲をそそる一品となっています。
自家製で作られた肉みそのトッピングもおいしさを引き出しているポイントです。
看板メニューの沖縄かれーそば、沖縄ちーずかれーそばの他、定番の沖縄そば(ラフテー付)、沖縄そばもご用意しております。
石垣島でしか味わえない、歴史ある沖縄そばとカレーの融合をぜひお楽しみください。
※価格は全て税込み金額となります。
ページはこちら→食べログ『沖縄かれーそば 南ぬ』